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(当時の写真ではありません。この写真は共有しました) |
懸賞に当選した時には、ホント、大喜びでした。確か、当選者数は10名程度だったかと記憶しています。当日は、家族揃って、岡山球場まで出掛けました。家族は、スタンドから、私はグランド内に呼び出されて、今か今かと、ヘリコプターの到着を待ったのです。グランド内で、かなりの時間、しゃがんで待たされました。搭乗予定の時間から1時間以上も待ったでしょうか、やっとヘリコプターが到着しました。飛行機にも当然乗った事はありませんでした。全くの初めて、しかも、遊び慣れた場所の上空に上がるのですから、非常に大きな期待を持っての搭乗でした。
当時は未だ小型機でしたので、搭乗人数にも制限が有り、2~3人ずつがシートにベルトで絞め付けられて、順番に搭乗したのです。岡山市内を、グルーッと回ってくれるのか・・・と、大きな期待を掛けての搭乗でしたが、ナント、極端にいえば、県営球場の周囲を1周も回ったでしょうか?
乗った感覚としては、シートに縛り付けられて、上空に上がった・・・と、思ったら、地上に降りていました。実際に搭乗した私も、エーッ?、これだけーっ? と、言いたい位でしたが、見ていた家族も、えらい短い時間じゃったナー・・・と、いう位に、ホント、短い時間でした。予定時間から遅れての到着でしたので、又次の搭乗場所への移動を急がなくてはならなかったのでしょうが、チョット物足らない感じが有りました。ま、お土産のお菓子は、大きな一袋を頂きましたが、しかし、これはホントに期待外れでした。
岡山県営球場のすぐ近くに、岡山県営プールが出来上がった時、私達3人兄弟と、私より4つ位上の近所のお兄さんと一緒に、泳ぎに出掛けた時の話です。出来たのは50メートルのプール、勿論大人用ですから、私の足は届きません。当時は、未だ泳げなかったので、中に入っても、周囲に寄り添っているとか、上に上がっては、プールサイドを走り回っていたのです。プールの周囲は未だ何の加工等もされず、山土が盛り上がっていたのを記憶しています。そのプールの周囲を走り回っていたところ、突然、「プールに来たんじゃろうがー、泳げー!!」と、全く知らない人が、私を抱き上げてプールの中に私を放り込んだのです。プールに入るのも初めての私をいきなり放り込まれたので、私は正直溺れました。両手を交互にパシャパシャするだけで、私自身ではどうにも出来ませんでした。それを見て、一緒に行ってた近所のお兄さんが、私を助けて下さいました。別に、水を飲むとかの被害は有りませんでしたが、当時は、ホント、今では考えられない様な事も平気で行われていたのです。中には、「水を飲んでしまいましたよ!!」と、その男性にクレームを付ける子もいましたが、そんなのは全然無視・・・という状態でした。その当時も、プールの監視員は当然居たとは思いますが、特に問題視はしていなかったようです。
その後、犬かきから順に覚えて、その後は泳げる様にはなりましたが、いきなり放り込まれたのには驚きました。ま、当時は何かにつけて、この様な時代でした。