2014年2月6日木曜日

大分港で覚えた、小アジのサピキ釣り

今迄、釣りといえば海岸から遠投をして釣り上げる、投げ釣りが中心でした。波止場から浮き釣りをした事も有りましたが、投げ込みで、カレイ等を狙うのが中心でした。若かりし頃、その当時は枚方市に住んでいましたが、京阪電車の始発で出掛けて、大阪の反対側、南海電車の淡輪まで出掛けて、投げ釣りをやっていました。
朝から夕方まで、釣れたのは体長7センチ位、まるで透けて見える様な感じのカレイ1匹だけでした。離してあげれば良かったのですが、自宅まで持って帰って、煮つけにしたものでした。子供の頃には、岡山の児島湾で、チヌ、15センチ位でしたか、海岸から釣った事もありましたが・・・。岡山の宝殿海水浴場では、カレイ、タコ等も投げ込みで釣りました。
 大分港を眺めに出掛けたところ、皆さん、籠を付けたサビキ釣りで小魚を次から次と、休みなく釣り上げる姿を拝見しました。こんなに簡単な釣り方法、釣具店で伺って、早速籠と、小さな釣針が連続して取り付けられているサビキ針、餌として冷凍アミを買い求めて、私も早速港に引き返しました。仕掛けは図の通り、本当に簡単な仕掛けで、餌として籠の中に冷凍網アミを入れて、海水に入れるだけ。
入れればすぐに、グッグッグッと、あたりが有ります。すぐ引き揚げれば、そこに小魚、小アジが針に釣れているのです。下の籠の中の冷凍アミが流れ出して、そのアミと同じように見えるサビキの針に小アジが来るのです。春先、最初の内は本当に小さなアジですが、季節と共に成長して、初夏の頃には10センチ位の小アジが釣れ出すのです。小アジは、家で簡単に南蛮漬けとして、美味しく頂く事が出来ます。30分か1時間も有れば、充分過ぎる位の釣果でした。それ以上に沢山持って帰ると、叱られるのです。から揚げする手間が大変だった様で・・・。
この釣り方法を覚えてからは、暇を見つけては大分港に向かいました。大分港はサビキ釣りの方で、岸壁は埋まっていますが、その中に隙間を見つけて、竿を延ばす事が出来ました。このサビキ釣りは、釣竿を振りまわす事も有りませんので、僅かな隙間が有れば、割り込んで竿を出す事が可能なのです。会社が終わって、残業等の無い時は、自宅迄5分、釣竿等を積み込んで大分港まで5分の走行。餌を籠に詰めて、すぐ開始。沢山の小アジが、ホント、すぐ一杯になっていました。
餌のオキアミは、冷凍状態で販売されています。金額は安いのですが、大きな塊では一度には使い切れないから無駄・・・と思って、小さい塊の物を買ったのです。金額も安いものでしたが、大きな安い塊よりも小さい塊の方が、アミの体長は大きなアミでした。使い切れないから・・・と、わざわざ、小さな塊を買って行ったのですが、大分港で通りかかったオバチャンからは、馬鹿にされた様に、「マア、こんなに大きな餌を使って・・・、無駄な事をなさっとるワ・・・」と、言われてしまいました。大きな声でしたので、当然聞こえてはいましたが、聞かないフリして・・・。その時、わざわざ事情を説明しても、無駄な事・・・と、敢えて、聞こえない振りをしたのです・・・。
 大分港では、この当時、アジはこの大きさ辺りまでは良く釣れました。しかし、アジが成長すると共にその生息域が南に下る様で、大分よりも南の臼杵辺りですと、もう少し大きくなったアジが波止めからも釣れると聞きました。しかし、出掛けるのが面倒で、結局、臼杵までアジ釣りに行く事は有りませんでした。臼杵といえば、ドライブで出かけた時に海岸で大きな釣り堀を見つけました。色々の種類の小魚は3つ程の生けすで自由に釣れますが、タイとブリは専用の大きな生簀が有りました。タイは上から、大きさで狙いを付けて、その目的のタイの鼻先に針を落とせば、すぐ釣れました。一方、ブリは大変です。呼吸をする為に、大きなプールを右回りで勢い良く、泳ぎ続けていましたが、針を入れると、すぐさま飛び付いて来るのです。小さな子供さんが、横の通路を歩いている時に、うっかりその針をブリのプールに落とした時、すぐ、ブリが飛びついて、子供さんはプールの中に引き込まれそうになったのです。係りの方が慌てて飛んで来られて、そのブリを離していました。ブリの体調は7~80センチでしたが、力は強いものです。年末には、正月用の魚を求めに、又来なくては・・・と、その日は、小魚だけで帰宅しました。


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