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(2011年度カレンダー 河合町幼小より拝借) |
いよいよ、各種の競技が開催されました。一般の陸上競技では、フィールド、トラックと分かれて各種の競技が開催されますが、この学校内の大会では、各種掛け持ち参加する選手も多く、なかなか各種競技の同時進行は出来ません。
100m走行を終えた選手が、慌てて走り幅跳びの方に走ったり、砲丸投げの場所に走ったり・・・と、選手の到着を待って各種競技が進行していました。
午前中の主な試技が終わった頃に、男子生徒が集められて、集団演技が行われました。各クラスに分かれて、人間ビラミットの組み上げでした。最下段が横に7名、両膝と両手を地に付けて四つん這い。その上に6名が同様に四つん這い。最上段の1段を加えると、下から7段のビラミットでした。体操の授業時間等にも何度か組み上げる練習はしていましたので、組み上げ要領は心得て、全員、、あらかじめ決めていた位置に付いて、一段ずつが上に乗って行きました。
しかし、今日はいつもとは少し一つ違いました。見ている方々をを驚かせたい・・・と、私の中にイタズラ心が生じたのです。ピラミッドの組み立てを始める前に、全員に聞こえる様に、しかし、周囲には聞こえない様に、『組み上げた途端に下から崩すよ・・・』と。
声を掛けておかなくて、突然崩したのでは、慌てて手を骨折する等の危険が有りますので、前以て全員に声を掛けました。
私は最下段の中央でした。体育担当教師のホイッスルの度に、一段、一段と組み上げて、少しずつビラミットは高くなってゆきました。最後のホイッスルで、最上段の生徒が一段ずつ上に上がって、最上段に上がったのを確認して、一声、小さな声で、しかし全員に聞こえる様に『崩すぞーー』と声を上げてから、私は地に付いていた右手を少し前に移動させると同時に、右肩を少し下に下げたのです。計画通りに、7段のピラミッドは内側に向かって、ズッズッズズーと、崩れ、周囲からは女生徒達の悲鳴が聞こえました。何食わぬ顔で立ちあがって、全員に『怪我は無いな・・・』と確認、無事でした。
全員で昼食を終えた所で、若い体育教師から言われました。『お前、わざとやったじゃろう・・・、見えとったぞ・・・』と。でも、小声でした。若い先生には、私のイタズラ心は、よくご理解頂けていた様子でした。当時は全員が幼かったので、何の怪我等も無く無事でしたが、今だったら、絶対に無理ですよね。
若い時もあったので、良かった・・・と、いったところです。でも、イタズラ心は今でも一杯に残っています。
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