(アンサイクロペディア フリー百科事典零細のイラスト) |
その広ーい原っぱ、練兵場の跡地といえば、当時のマニア、エンジンの付いた模型飛行機を飛ばすには、持って来いの広場でした。その当時、ラジコンの飛行機等は未だ有りませんでした。イラストに有ります通り、飛行機には、細いワイヤーケーブルが2本、主翼の付近を経由して、水平尾翼のフラップっていうのですかね、飛行機の上下だけをコントロール出来るようになっていました。操縦する人は中央に立って、20mか30m位のワイヤーに付いた飛行機を飛ばしたのです。飛行機が真っ直ぐに飛んだのでは、操縦する人は飛行機に付いて、一緒に走らなければなりません。それは無理ですから、操縦する人は一か所に立って、その円周を飛ばすのです。従って操縦する人は、飛行機の回転に合わせてぐるぐると回転しながらの操縦でした。慣れた方々は、飛行機の飛ぶその円周状に、竹先に風船を付けてみたりして、上手く割る事ができるか・・・とか、していました。いまから考えれば、単純な遊びかもしれませんが、私達子供にとっては、珍しくもあり、又、羨ましくも思った物でした。飛行機は、操縦者を中心にグルグル回るだけですが、上手い人は宙返りをさせてみたりもしていました。当時の子供達に出来るのは、せいぜいゴム動力の紙飛行機ぐらいでしたから、見てるだけでも楽しかった思い出があります。しかし、そのUコンの飛行機も、昭和35~36年頃に見たのが最後でした。もう、その後は、どんどんとラジコンの技術が進歩して、ヘリコプターも操縦出来る時代になりました。
今日、フト思い出して、インターネットで『Uコン』を検索してみたところ、沢山見つかりました。
個人オークションのみならず、多くの模型店の広告も表示されていました。でも、少なくとも、都会では出来ませんよね。小学校のグラウンド位の広さが有れば出来ますが、でも、街中で模型エンジンの音を立てていると、きっと苦情が来ますよね。
私も、室内だけ、それも自宅内だけですが、電動式のヘリコプターを操縦していた事は有ります。でも、最近のローターが2枚付いた、お子様でも飛ばせられるのとは違いますよ。
1枚ローターの、ラジコンも本格的にプロポーシャナルコントロール式を使って、静かに室内を飛ばせていました。機体の長さが60cm位でしたか、子供さんのおもちゃには、チョット危険なヘリコプターでした。今、私は、本当はラジコンで良いから、トレーラー車の運転をしてみたいのです。
でも、ハンドル調整も細かく操作できるプロポでなければ面白くないし、かと言って、本格的なトレーラー車は、本体が大きくて2m以上も有りますので、室内で走らせるのはちょっと不可能に近いので、諦めています。全長30cm位でプロポ式のが有ったら、飛び付くのですけど・・・。