8月の初め頃でした。岡山県ボーイスカウトの大会が開催されるとの事で、カメラマンと私の二人で、岡山県の県北、蒜山高原で取材する事になりました。カメラは16mmのフィルモ、三脚は勿論、夜間の撮影も有るので、バッテリー式のライトも一式。三脚も勿論、大型のズッシリと重い物です。ライトは、バッテリーは小型車に使用している様なサイズ。ライトは小型では有りません。電球はハロゲンで、反射板は直径25cm位のを2灯。勿論、予備のフィルムも持参しなくてはなりません。16mmの100ft巻きのフィルムですから、直径12~13cmの缶に収まった物を5本、それだけの荷物を、二人で運搬しなくてはなりません。車で走った場合には岡山市内から2時間以上掛かりますから、移動は社用車では無くて、乗合の一般のバスを利用しての移動でした。
蒜山高原に向かう乗合バスは、中鉄バスです。中鉄バスの乗り場までは、社用車で送って頂きましたが、それからは二人で、その全てを運ばなくてはなりません。乗合バスの最後部、棚の上等に重たい荷物を置いて、ヤレヤレ。
蒜山のロッジに到着すると、即取材の開始です。夕方までは、屋外でボーイスカウトの皆さんの、テント設営作業等の撮影。現代でしたらマイクを持って、お話しを伺うのですが、音の収録は有りません。画像のみの撮影ですので、昼間は三脚だけを携えての取材が続きました。周りが薄暗間なった時から、ボーイスカウトの大会が始まりました。三脚は、少し離れたところに準備しておき、私はバッテリーを肩に提げて、ライト2灯を持って、夜の取材スタートです。ライトはバッテリー使用ですから、長時間、連続して点灯したのではすぐバッテリーアウトになってしまいますので、カメラマンが撮影をする、そのタイミングに合わせて点灯しなくてはなりません。2灯ありますから、それを正面と、上方からの照射に分けてのライティングです。顔に真正面からライトを当てたのでは、顔は真っ白になりますから、その様な事の無い様に、二つのライトを使用して斜めとか、上方から、その被写体の方に向けるのです。キャンプファイアーの際には、ライトを当てるのも、少し控えて、燃え上がる火の明かりを生かして撮影してみたり・・。この辺りは、カメラマンと照明の者との意志の疎通を図っての撮影でした。
キャンプファイアーの撮影を終えると、それまでに撮影したフィルムを、袋に入れて定期バスのドライバーに委託して、当日の撮影は終了。ロッジから、会社に電話して、何時のバスにフィルムを委託したので・・・と、連絡して、フィルムの受け取りを依頼、その日の夜遅くには、その画像が山陽放送テレビから放映されていました。山陽映画社には現像機も有りましたので、フィルムが届くと、すぐ現像。直ちに編集して山陽放送に届けて、それがニュースとして放送されているのです。
これは余談ですが、蒜山高原には乗馬を経験させて頂くシステムも有りました。撮影終了後、係りの方にお願いして、馬上に乗ってみました。私は乗馬の経験は全く有りません。手綱を一生懸命に持っていたところ、馬は大人しくジッとしてました。手綱を緩めて・・・と、言われて、緩めはしました。しかし、全然動く気配は無し。踵で蹴ったらええんじゃ・・・とは言われたものの、強く蹴ったら飛び出されても怖いので、ホンのチョットだけ、踵で蹴りましたが、動く気配は全く無し・・・。係りの方も、無償サービスだから、馬を動かしてくれる様子も無し。次のお客さんが来たので、私は馬から降りましたが、遂に私には一歩も歩いてくれませんでした。生きている馬には跨ったけど、遊園地の馬の形をした遊具に乗ったのと、同じでした。
翌朝、夜明け前に出発、近くの山に登りました。昨晩とは違って、年配の方々の同行でした。頂上に付いて三脚をセット。東に向けてカメラをセット。カメラマンが私に、ファインダーを覗いて見ろ…と、仰ったので、覗いたところ、地平線が画面の下から1/3の辺りに有って、曇った空、日の出では有りません。雲が、その大部分を占めていました。そこで、私は、そのプロのカメラマンに、もう少し角度を下に向けて、地上の風景を入れた方が良いのでは・・・? と、生意気にも進言。すると、イヤイヤ、朝の空を写すのが目的じゃから、これでええんじゃ。との事で、ま、無事でしたが、良くもまあ、プロのカメラマンに向かって・・・。やはり、私はそういう意味では、ホント、世間知らずでした。
アルバイトとして勤務していると、山陽放送からの連絡で、今晩の放送で、私の8ミリ映画を流すから、その時間に金甲山の放送スタディオに来るように・・・との事。その日は、指示された時間に市内の山陽放送テレビの事務所まで出掛けて、安田アナウンサーと共に金甲山のスタディオへ出掛けて、生放送に出演しました。でも、生出演とはいえ、声だけです。流れる画像は私が制作した8ミリ映画。この当時には、未だ、画像を生で流すシステムは山陽放送には有りませんでした。ニュース等も、画像は16mmのフィルムの画像。音声は金甲山のスタディオで生の音声で流していました。
放送後は、自宅まで車で送って頂きましたが、報道の皆さん方の勤務時間がバラバラなのと、その時間の長いのには、ホント、驚きました。当時は、終日放送では有りませんでしたが、それでも、朝早くから深夜まで・・・、きつい仕事だなーと、思ったものでした。
蒜山高原に向かう乗合バスは、中鉄バスです。中鉄バスの乗り場までは、社用車で送って頂きましたが、それからは二人で、その全てを運ばなくてはなりません。乗合バスの最後部、棚の上等に重たい荷物を置いて、ヤレヤレ。
蒜山のロッジに到着すると、即取材の開始です。夕方までは、屋外でボーイスカウトの皆さんの、テント設営作業等の撮影。現代でしたらマイクを持って、お話しを伺うのですが、音の収録は有りません。画像のみの撮影ですので、昼間は三脚だけを携えての取材が続きました。周りが薄暗間なった時から、ボーイスカウトの大会が始まりました。三脚は、少し離れたところに準備しておき、私はバッテリーを肩に提げて、ライト2灯を持って、夜の取材スタートです。ライトはバッテリー使用ですから、長時間、連続して点灯したのではすぐバッテリーアウトになってしまいますので、カメラマンが撮影をする、そのタイミングに合わせて点灯しなくてはなりません。2灯ありますから、それを正面と、上方からの照射に分けてのライティングです。顔に真正面からライトを当てたのでは、顔は真っ白になりますから、その様な事の無い様に、二つのライトを使用して斜めとか、上方から、その被写体の方に向けるのです。キャンプファイアーの際には、ライトを当てるのも、少し控えて、燃え上がる火の明かりを生かして撮影してみたり・・。この辺りは、カメラマンと照明の者との意志の疎通を図っての撮影でした。
キャンプファイアーの撮影を終えると、それまでに撮影したフィルムを、袋に入れて定期バスのドライバーに委託して、当日の撮影は終了。ロッジから、会社に電話して、何時のバスにフィルムを委託したので・・・と、連絡して、フィルムの受け取りを依頼、その日の夜遅くには、その画像が山陽放送テレビから放映されていました。山陽映画社には現像機も有りましたので、フィルムが届くと、すぐ現像。直ちに編集して山陽放送に届けて、それがニュースとして放送されているのです。
これは余談ですが、蒜山高原には乗馬を経験させて頂くシステムも有りました。撮影終了後、係りの方にお願いして、馬上に乗ってみました。私は乗馬の経験は全く有りません。手綱を一生懸命に持っていたところ、馬は大人しくジッとしてました。手綱を緩めて・・・と、言われて、緩めはしました。しかし、全然動く気配は無し。踵で蹴ったらええんじゃ・・・とは言われたものの、強く蹴ったら飛び出されても怖いので、ホンのチョットだけ、踵で蹴りましたが、動く気配は全く無し・・・。係りの方も、無償サービスだから、馬を動かしてくれる様子も無し。次のお客さんが来たので、私は馬から降りましたが、遂に私には一歩も歩いてくれませんでした。生きている馬には跨ったけど、遊園地の馬の形をした遊具に乗ったのと、同じでした。
翌朝、夜明け前に出発、近くの山に登りました。昨晩とは違って、年配の方々の同行でした。頂上に付いて三脚をセット。東に向けてカメラをセット。カメラマンが私に、ファインダーを覗いて見ろ…と、仰ったので、覗いたところ、地平線が画面の下から1/3の辺りに有って、曇った空、日の出では有りません。雲が、その大部分を占めていました。そこで、私は、そのプロのカメラマンに、もう少し角度を下に向けて、地上の風景を入れた方が良いのでは・・・? と、生意気にも進言。すると、イヤイヤ、朝の空を写すのが目的じゃから、これでええんじゃ。との事で、ま、無事でしたが、良くもまあ、プロのカメラマンに向かって・・・。やはり、私はそういう意味では、ホント、世間知らずでした。
アルバイトとして勤務していると、山陽放送からの連絡で、今晩の放送で、私の8ミリ映画を流すから、その時間に金甲山の放送スタディオに来るように・・・との事。その日は、指示された時間に市内の山陽放送テレビの事務所まで出掛けて、安田アナウンサーと共に金甲山のスタディオへ出掛けて、生放送に出演しました。でも、生出演とはいえ、声だけです。流れる画像は私が制作した8ミリ映画。この当時には、未だ、画像を生で流すシステムは山陽放送には有りませんでした。ニュース等も、画像は16mmのフィルムの画像。音声は金甲山のスタディオで生の音声で流していました。
放送後は、自宅まで車で送って頂きましたが、報道の皆さん方の勤務時間がバラバラなのと、その時間の長いのには、ホント、驚きました。当時は、終日放送では有りませんでしたが、それでも、朝早くから深夜まで・・・、きつい仕事だなーと、思ったものでした。
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